劇場版「SHIROBAKO」 感想

※ネタバレあり

ゆーてもうすぐ公開一か月なんでネタバレもクソもないだろうし、今更ながら先週の日曜日に観に行ったので軽く感想書きます。


















あらすじ

綺麗に終わったテレビ版から4年後の物語です。

開幕数分を例のぬいぐるみ(ミムジー&ロロだっけ)が説明するところから始まって、あのままムサニでみんな元気にアニメ作ってる・・・と思いきや、あれから後の会社崩壊の危機となるタイマス事変(タイムヒポポタマスとかいうタイトルの制作がポシャって経営も信頼もガタ落ちになったらしい)で主要キャラのほとんどがムサニを出て行ったというところから始まります。まぁ白箱らしい。

あと社長は責任を取って辞め、現社長は麻雀ばっかやってたアイツ(渡辺さん)

でもそんなどん底の中、なんと元請けで劇場版アニメ製作の話が転がり込んできて、 主人公のみゃーもりこと宮森がプロデューサーを引き受けかつての仲間を集めなんやかんやで無事制作できました!!って感じだったはず。


よかった点

色々あるけど特に自分が好きなシーンはアニメーターの遠藤さんがタイマス事変の件以降なかなか仕事がうまくいかず、4年後の物語では美人奥さんにパート勤めさせて自分はゲーセン通いしているとかいう堕落したガチクズっぷりのシーンがいい意味で凄くよかったです。

遠藤さんの話はテレビ版の序盤にやった話も(タローの存在以外)いい内容で、今回の劇場版でもかなーりスポットを当てた存在になっていました。

一応ガチクズ状態でも送り迎えはしていたらしくパート帰りの奥さんとコンビニで買った缶ビール飲んでいました。そうゆうのやれ!!!!

まぁなんやかんや立ち直ってデブこと木下監督の最後のわがままにも付き合ってくれる職人肌の持ち主というキャラが劇場版でもいい味出してたなぁって感じでした。

てか何で奥さんも遠藤君って呼んでるの?


他には

  • 「万策尽きた」でおなじみの本田さんの体型が元に戻っていた。スマート本田きらいデブ本田すき。
  • ガ〇ジこと久乃木愛(むしろ名前初めて知った)が日常会話できるようになった。さすがにあのキャラ保ったまま劇場版に出すのはね?
  • みゃーもりのポロリシーンがある
  • ガッツのすっぴん
  • みーちゃんの職場事情あるあるでアニメ版より共感が持てた
  • 前社長の丸川さんがタイマスのケジメとして退いたんだから復帰はダメとみゃーもりに言うシーン

てなとこです。


不満点

劇場版の内容観るまでなんも知らなかったんですけど実は一つだけ評判聞いて知ってた部分があります。それが

「ミュージカル長すぎでいらない」

という内容。

実際ミュージカルのようなシーンがあるんですけどこれがかなり長い。
その上かなり凝ってるところが余計と後腐れしちゃいました。

個人的にはこのシーンに割いたリソースを遠藤さんくらい別のキャラの掘り下げやってほしかったとは思います。劇場版でそれやれってなると瀬川さんとかになりそうだけど。ガッツは強キャラ感出し過ぎ。

あともっと万策尽きたって言え。


まとめ

不満はあってもやっぱり面白かったです。

白箱ってテレビ版でもそうだけど「最初はどん底だけどなんやかんやあって最後は全部うまくいく」って内容なのでそこは普通に踏襲した感じでした。

ぶっちゃけテレビ版ではうまくいきすぎだろって思ったところもあったんですけど、社長交代設定はシビアな内容入れつつみゃーもりの支えになるシーンもあってよかったです。

・・・え?君はまだ劇場版「SHIROBAKO」観てないの?????


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